猛暑練習
走り始めのきっかけは、翌年のオクムへ向けての練習でした。
例年7月~8月にかけての最も暑い時期に開催されていた大会です。
ウルトラだから長く走る練習はもちろんのこと、
酷暑の中で熱中症や脱水症にならずに走りとおせる体を作らなければなりません。
マラソン初心者なのに、
いきなりウルトラマラソンを目指しての練習が始まりました。
知らぬが仏の無謀な目標です。
来年の夏に走るということは、今年の夏に「暑さトレーニング」はしておかなければなりません。
6月下旬からは、かなり暑い日が続きます。
一日のうちで最も気温の高くなる午後1時~2時の時間帯で、最初は10分で1週間。
翌週は5分延ばして15分。
少しずつ時間を延ばしていきます。
水分補給は、持たずに水飲み場のある公園周辺を走るようにして、いつでも補水できるようにしていました。
慣れてくると、涼しい家の中からギラギラとしたまぶしい外に出る瞬間、両手を握りこぶしにして「ヨシ!」と心の中で掛け声をかけて出かけます。
この練習をする前は、真夏の温度差にクラっとしていましたが、そういうことは全くなくなりました。
出る汗は半端ない!
帰ってくるころは、全身汗まみれで、どこかの池に落ちたみたいになっています。
ちょっと恥ずかしいくらい。